ぼくのにっき

毎日を一生懸命生きるぼくのにっき

受験勉強の真髄

投稿するのを忘れていたため投稿日時と内容に若干ずれがあります

 

先日、日本野球界のレジェンド、イチローが引退を発表した。彼の成し遂げた偉業は非常にたくさんの少年に夢を与え、非常にたくさんの人々に希望を与えた。僕も小学生の時に野球をやっていたが、野球選手を思い浮かべるとまず一番にイチローが頭に浮かんだ。それは僕だけではないと思う。きっと当時、あまり野球に興味を持っていない少年少女もイチローだけはみんな知っていただろうし、今現在でもそれは変わっていないのではないかと思う。“イチロー”という名前が分かりやすかったのも理由の一つかもしれない。そして、日本のプロ野球中継で見ることができないイチローのイメージは、とてつもなくぼんやりとした感じだった。だからこそ、WBCイチローが活躍する姿を生中継で見たときの感動は、僕だけでなく日本中の人々に勇気を与えたのだと思う。

 

イチローがこれほどまでに偉大な理由はなんだろう。ある人は、イチローが天才だからだと言うかもしれない。またある人は、大リーグでの偉業をイチローという我々と同じ日本人が成し遂げたから、そして自信を与えてくれたからだと言うかもしれない。人それぞれ様々な理由があるだろう。だが、僕はイチローがストイックな生活を数十年も続けてきたからだと思う。それは僕にとって尊敬に値し、たくさんの学ぶことを与えてくれた。

 

イチローの流儀 (新潮文庫)

イチローの流儀 (新潮文庫)

 

 

イチローのそんな生活はとても有名だ。特に、昼には必ず弓子夫人が作ったカレーを食べるという話は様々なところで聞く。(しかし、当たり前だがカレーを食べるのはシアトルにいる間だけなので、実際には一年のうちにカレーを食べている日数の割合はそこまで多くないらしいが。これは下記のYoutubeのリンクから見れる対談でイチロー自身が語っている)


イチロー×豊田章男×小谷真生子 2018 「ここだけの話」(前編)【※字幕設定あり】

 

このストイックな生活、程度の差や向かう方向性の違いはもちろん発生するが、大学受験勉強にちょっと似ているなと思った。なぜなら、大学受験や模試をいい成績でくぐり抜けるために、受験生たちはスキマ時間さえも英語のリスニングや単語の暗記など徹底的に生活を洗練させて来たるべき大学入試に備えるからだ。

 

そういう僕も最近まで受験生だった。だから上で述べた考えは、もう受験を十数年前に終わらせた大人の振り返りではなく、実際につい最近受験戦争に終止符を打った元プレイヤーによる感想だ。僕含め僕の周りの友人も生活を最適化させて残された時間をいかにうまく使うか工夫していたし、そういう意味ではイチローの生活に共通する部分があるのではないかと思う。

 

では、具体的にどこが共通するのだろう。僕が考える最も大きな共通点は「決まったルーティーンを作ること」だ。先にリンクに載せた「イチローの流儀」という書籍の中の4章「120パーセントの準備」の中で、イチローがゲームの一つひとつ、有名な打席に立つあのフォームから打席に入る前のストレッチのフォームや回数、打席以外の見る場所でさえ統一し、それを毎試合繰り返しているとある。同じリズムで繰り返すことに意味があり、イチローはその一連の動作を通して様々な雑念を自分のフィルターに通して、余計なことを考えないようにしているのだ。

 

これは受験でも全く同じだ。志望校合格の道への不安、模試の成績での悪い評価による自信喪失など精神的に不安定な状況になるポイントは一年間に何度もある。それを乗り越える一番の方法は、ルーティンを作ることだ。あれこれと勉強方法を変えて、うまくいくのかどうかを心配したり、志望校のランクを下げるためにネットで選択肢を無意味に検索し続けて不安感を払拭しようとするよりも、早く立ち直れる(というか気にならない)し、無駄な時間を一切経過させずに同じ速度で勉強し続けられる。

 

実際にこれは僕が実践していた。特に自分は理系で塾に通わずに難関大受験を見据えていたため(結果的には落ちたが)、徹底的な計画と実行が必要だった。そのために、残り日数から逆算して、1日の解く問題数や進めるページ数を決めてほとんど機械のように勉強していた。そのときを振り返ると、周りと比較することによる負の雑念は全くなかった。評価の基準は自分自身の決めたルーティンで、1日のノルマを達成しないことによる悔しさはあったものの、他人と比較することによる雑念は感じなかった。

 

以上から、最も大きな共通点としてルーティンを持つことを述べたが、ルーティンを持つことは自分の生活を最適化させるということだ。そしてこれこそ僕は、受験勉強で身につけられる最も普遍的に使える最も重要な技術だと思う。1年や2年という長いスパンで継続して勉強し続けるのに培った、無駄な時間を自分の有益な時間に変える計画力、実行力は、受験勉強が終わったあとも必ず生きる力であり、これこそが僕が考える受験勉強の真髄だ。だから、この世の中には受験反対派の方々がいらっしゃるが、僕は受験は賛成だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年にやりたいこと

今週のお題「2017年にやりたいこと」

 

僕の日常は、毎朝学校へ行って部活して帰って4時間勉強する生活の繰り返しで成り立っている。つまらない。しかし多くの学生はこう思っているのではないだろうか。

 

実は最近、「モーターサイクルダイアリーズ」という映画を見た。キューバ革命で知られるチェ・ゲバラ南米大陸放浪の旅を題材にした映画だ。ゲバラはこの長期放浪によって人生の価値を見つめなおす。

 

僕はこの映画を見て、自分の人生の地図を広げるために、自分も放浪の旅に出たいと思った。ヒッチハイクもしたいと思った。ただ大学に行って正社員として働くのは、何か面白くない。1回きりの人生は世界の絶景や人々を自分の目で見て考えるようなものにすべきなのだ、とその映画を通して思った。

 

しかし僕は別に旅人になりたい訳ではない。将来は基本的にはシリコンバレーシンガポールのIT企業で働きたいと思っている。そのためには、一流の大学に行って勉強する必要がある。

 

だから(余談が長くなったが)今年の目標はとりあえず死ぬほど勉強すること。今は生活がつまらなくても、努力すれば自分のなりたい方向に近づいて、自然と楽しくなるはずだと思う。

 

 

初めてブログを書いてみたがこんな感じかな?不定期で暇なとき、ちょっとブログを投稿してみます。どうぞよろしく